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2012年7月21日 (土)

お婆さんの鞄の中

 最近、電車の中でお婆さんからショックを受けた、ということが2度ありました。

 まずは地下鉄の中。座席に座っていたら、お婆さんがヨタヨタと乗って来て、私の前にジト〜と立つのです。
 こうなったらもう仕様がない。「どうぞ」と言って席を立つと、「いいんですよオ〜」と座らない。
 ここはもう一押しと思い「宜しいんですから、どうぞ」ともう一度席を勧めると、そのお婆さん、なんと言ったと思います。
 「いいんですよオ〜、お互い、同じような歳ごろじゃありませんか」

 心の中で「このクソババア」と叫んだね。どうやったら俺がヨボヨボのジジイに見えるんだと。でも、怒りよりもずっと、ショックの方が大きかったですね、あの時は。

 もう一つ。電車の座席に座ったら、隣にお婆さんが座っていました。そしてちょっとだけ目が合ったとたんに、隣のお婆さん、ガサゴソ音をたてながら鞄の中から飴を取り出して、無言で私に差し出すのです。

 もう何とも言いようがなくて、私もただ無言で飴を受け取りました。いや、「あっ」くらいは言ったのかもしれません。とにかく、あまりのことでよく覚えてないんです。あれは一体なんだったのか。

 そういえば、以前こんなことを聞いたことがあります。お婆さんの鞄の中には決まって飴が入ってる。そしてお婆さん同士が出会うと、すぐに飴の交換が始まるとか。
 ひょっとして私を、同年代のお爺さんだと思ったのか。やっぱり俺って、ヨボヨボのジジイに見えるんだ・・・まさか!

 まあ、そんなことは別として、きっとかなりの確率で、お婆さんの鞄の中には飴が入ってるのかもしれません。
 でも若いうちはともかく、歳を取ったら飴より、ガムを持ち歩いた方が身体にはずっと良いんですね。だって、ガムを噛むとボケ予防になる可能性があるんですから。
 
 ガムを噛むと認知機能の低下が抑えられるというデータがあります。
 65歳以上の高齢者に、ガムを噛んだ後と、噛まなかった後とで、記憶力テストの結果を比べたてみたんですね。そうしたら、明らかにガムを噛んだ後の方が記憶が保たれていたのです。

 これは動物実験ではありますが、噛む回数が減ってしまうと、認知症で一番やられやすい記憶を司る脳の部分「海馬」の、細胞数が減ったり、機能が弱まることが確かめられています。

 じゃあ人間ではどうかというと、MRIで調べると、ガムを噛んだ後は、やはり海馬の機能が賦活化されていたんですね。
 歯が沢山残っているお年寄りの方が認知症が少ないことは以前から知られていましたが、どうやらガムを噛むことには、認知症の予防効果があるらしいのですよ。

 こうなったら、お婆さん、そしてお婆さんになりかけのオバさん達。鞄の中には飴ではなく、ガムを入れておきましょう。
 そして隣に同年代のお爺さんが座ったら、ぜひガムを分けてあげましょう・・・待てよ、それって、まさか、俺のこと??

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