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2013年2月 2日 (土)

それ魯山人なんですよ

以前、岡山のあるお寿司屋さんに行った時のこと。そこの大将が、「どうです、人間国宝が作ったお猪口で飲んでみませんか」と、奥の方からうやうやしく猪口を持って来てくれました。
 
それは備前焼の猪口だったのですが、私なんぞに善し悪しは分からない。でも、手にしている猪口が人間国宝のだと思ったら、心穏やかではないのですよ。「壊したらどうしよう」って。
そのうち、カウンターから落として猪口が粉々になる姿を想像したら、もう駄目。酒の味も何も分からない。早々にお返ししたことを覚えています。こうなるとまさに、豚に真珠だね。
 
東京のある老舗の寿司屋では、魯山人の器で料理を出していたとのこと。でも私のような凡人は、言われなくちゃ分からないですよ。
「君ね、今そうやって平気な顔で食べてますけど、君が食べているそれ、魯山人なんですよ」
「え、これ、魯山人なんですか」
「そう、知らずに食べてたんでしょう。めったにお目にかかれないですよ」
「へえ〜、魯山人なんですかこれ。私はてっきり、(箸でつまみながら)ニンジンだと思っていました」
ま、興味のない人にとっては、魯山人よりニンジンの方が有り難いかもしれませんね。だって、どんな高価な陶器だって、食べることはできませんもの。
 
ところで、ニンジンの嫌いな人って、結構多いようですね。でも、好き嫌いに関わらず、ニンジンはやっぱり食べた方が良いようです。
最新の報告では、ニンジンなどの緑黄色野菜に沢山含まれるβ-カロテンは、糖尿病を防ぐ可能性があるのだそうです。
 
これはアメリカで報告されたデータですが、β-カロテンの血中濃度が高い人では、Ⅱ型糖尿病(成人の糖尿病では最も多いタイプ)になる人が少なく、反対に血中濃度が低い人では、Ⅱ型糖尿病の発症リスクが高いことが確かめられました。
 
ただ残念ながら、β-カロテンの糖尿病予防効果は、全ての人に有効、ってわけじゃないようです。ある種の遺伝子(SLC30A4)をもつ人では、という条件付き。でもアメリカでは、この遺伝子を持つ人が約半数とのこと。
 
べつに、その遺伝子をもっているかどうかを調べましょう、という話ではなくて、もともとニンジンなど緑黄色野菜は、ガンを防ぐなど、身体に良いことは知られていました。いずれにしても、とっても身体に良いのですから、大いに食べましょうよ。
 
でもね、魯山人の器では食べない方が良いですよ。ストレスが溜まって、かえって身体に悪いかもね。

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