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2013年9月24日 (火)

ケーキが好きになる遺伝子?

ここ数年の間に、いろいろな遺伝子が発見されています。がんになりやすい遺伝子とか、心筋梗塞になりやすい遺伝子とか・・・どうしてこう、見つけなくてもいいものを見つけてしまうんでしょう。
医者の言う台詞じゃない、って言われるかもしれませんが、自分の遺伝子を知りたいって思いますか。私はゴメンです。世の中には知らない方がマシ、ってこともありますよ。
例えばね、胃潰瘍になりやすい遺伝子というものがあって、それを持っていると言われたら、心配でしょうよ。「私は胃潰瘍になるのかしら、どうなのかしら。なるんなら、いつなるんだろう、明日かしら」なんて、毎日毎日一日中心配してなくちゃならない。そのうち心配のあまり、胃潰瘍になっちゃたりして。こんな馬鹿馬鹿しいことないでしょう。
 
ところがまた、英国の大学などで構成される国際研究チームが、新たな発見をしてしまいました。肥満遺伝子(FTO遺伝子)というものがあって、この遺伝子にちょっとした異常(遺伝子変異)がある人は、なんと肥満になる割合が70%も高いとのこと。しかも全人口(英国でのデータですが)の6人に1人が、この手の遺伝子をもっているらしいのです。
 
この遺伝子(FTO遺伝子変異)を持つ人は、困ったことに、新陳代謝が抑えられていて、そのためにエネルギー消費の効率が低下しているんですって。つまり同じものを食べても、より太りやすい、ということですよね。
さらにご丁寧なことに、FTO遺伝子変異のある人は、食欲を抑える機能が働きにくい上に、カロリーの高い食品を好む傾向が強いんだそうです。脳の実験をすると、ケーキなどの写真を見ただけで、脳での反応が高まっちゃうんです。ほら、ケーキの誘惑に勝てない人って、いますでしょ・・・え?「それ全部私に当てはまる、ああ絶望的」って、まあ、そんなに悲観しないで。
 
相手が遺伝子とはいえ、やはり対策はあるんです。どうすれば良いかっていうと、それは運動と食事です。ウォーキングなどの有酸素運動、そして健康的な食事、これを続けていることで、この遺伝子の影響を減らすことができるんですね。
とくに運動は効果的で、ケンブリッジのアーデンブルック病院が、およそ22万人の成人を対象に調査を行いました。その結果、運動を習慣として行っている活動的な人では、FTO遺伝子の影響は27%抑えられたそうです。
 
つまりですね、自分はステーキとか揚げものとか、あるいはケーキが好きで、どうも太りやすい、などと思ったら、とりあえず運動をすることです。そうすると、この厄介な傾向が改善してくるというわけ。じゃあどのくらい運動すれば良いかというと、英国の研究者は、「週5日、1日1時間の運動」を推奨しています。
でもねえ、1日1時間の運動は大変ですよ。なんです?「チョコレートをかじりながらなら1時間は歩ける」って、ナンにもなんないでしょ、それじゃ。

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