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2013年9月25日 (水)

長生きのコツ教えます

 長生きしたい人って、多いんですねえ。以前、私の独演会で「健康質問コーナー」ってのをやってたんです。質問用紙をお客様にお配りして、健康に関する質問を書いてもらい、それに私が舞台で答えるという企画ですが、長生きの質問も結構多かったですね。
 
 こんな質問がありました。「らく朝さん、私は何とか長生きということをしてみたいんです。どうやったら長生きできますか」って。年齢の欄を見たら、86歳って書いてあった。もうしてんじゃん!こっちが教えて欲しいよね。でもね、「長生きのコツ」って、全然ないわけでもないんです。
 
 人の寿命って、何で決まるかご存知ですか。いろいろな要素はあるのでしょうが、遺伝子レベルで見てみると、その答えは「テロメア」にあるのです。テロメア・・・これは染色体の端っこにくっ付いている紐みたいなもの。じつはこのテロメア、すごく大事なことをやっていて、細胞分裂の回数を決定しているのです。
 ちょっと意外かもしれませんが、細胞って、何回でも無限に分裂できるわけじゃないんです。細胞の分裂回数って、決まってるんですね。
 
 このテロメアの長さが短くなると、細胞は残りの分裂回数が減って来るんです。だからテロメアは「細胞分裂の回数券」とも例えられています。つまりこの回数券を使い切ると、細胞はもう分裂できない。後はどんどん老化する一方になるというわけです。
 
 細胞は分裂することで新品に交換されます。でも分裂できなくなると、あとはずっと同じ細胞でやりくりしなくてはならない。ほら、ストッキングを取り替えられなくなったらどうします。伝染しないよう、大事に大事に使うことでしょう。でもそのうち、ヘタってくるわシワになるわ穴は開くは・・・まあそこまで同じストッキングを使う人はいないでしょうけど、これが老化というものなのですよ。
 
 やっぱりテロメアは長くいてもらいたいのですが、このテロメアが短くなるのを抑制する、いや、もっと長くしてくれる良い方法が見つかったんです。それは何かというと、「健康的な生活」なんです。
 
 カリフォルニア州ソーサリトにある予防医学研究所で、こんな調査がなされました。男性35人の被験者を2つのグループに分け、10人は、食事、運動、ストレス対策なども含めた健康的な生活に改善、残りの25人は今まで通りの生活をしてもらいました。
 そうして5年後にテロメアの長さを測定したところ、生活改善したグループでは、テロメアの長さが平均10%増加していたそうです。その反対に、今まで通りの生活をしていたグループでは、ナンと平均3%テロメアが縮小していたんですって。
 
 どうです、健康的な生活に改善して、長生きに挑戦してみては。不摂生で自由奔放な暮らしは、長生きの敵・・・え、「いつも飲んだくれて愚痴を言って、帰りにラーメン食べて帰ってる」って、それじゃテロメアが短くなっちゃいますよ。「でも、たまにはそんなこともなくっちゃ、生きてらんない」・・・う〜ん、分かります分かります。
 さあ、あなたなら、どっちを取りますか?

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