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2013年12月26日 (木)

ちょっとも積もれば山となる

 「ちょっとだけなんだから」とクッキーを1枚、「一粒だけなんだから」とチョコレートをお口にポイ、「ちょいと1杯だけ」と生ビールをグイ。よくあることです。
 ナンだカンだ自分に言い訳をしながら、スイーツを口に運ぶ、お酒を追加する。そして食べ終わってから、「まあ、ちょっとだけなんだから大丈夫」となるわけです。
 
 でもね、この「ちょっとだけ」が積もり積もって、いつか大きなカロリーの山になるのです。こんな山の名前、知ってますか。これ、「ちょっと岳」と言うんですね。この「ちょっと岳」、馬鹿にならないですよ。気が付くと、お腹に三連の山脈をこしらえたりするんですね。
 
 ただこの「ちょっと岳」は、悪いことばかりじゃないんです。カロリーの場合は積もり積もって思わぬ体重増加に繋がるわけですけど、これね、運動にも言えるんだってことが、最近分かってきたんですよ。嬉しいじゃないですか。だって、運動の「ちょっと岳」は、体重が減る方に向かってくれるんですから、
 
 よくメタボリックシンドロームの改善には「30分の運動を、1週間に5回以上やると良いですよ」と言われます。でもさ、そうはいかないですよ。忙しい忙しいと飛び回ってるビジネスマン、お稽古ごとやらナニやらで多忙な主婦、まあ現代人と言われる人達は、1週間に5回となると、たった30分の運動でもキビシイもの。ましてやご高齢の方にとっては、高いハードルです。
 
 ところが、カナダはクイーンズ大学、運動疫学のイアン・ヤンセン先生が、とっても有り難い調査をしてくれました。簡単に言いますと、1週間の運動量が同じ場合、運動する回数でメタボの改善に違いがあるかどうかをみてくれたんです。
 
 具体的には、18~64歳の男女2,324人を対象に、ウォーキングなどの有酸素運動を週に150分以上行っている人で、週に1~4回、つまり1回に30分以上運動しているグループと、週に5~7回に分けて細切れに運動しているグループ、その両方でメタボリックシンドロームに関する数値の変化を比較しました。数値というと、おなじみの腹囲周囲径、血圧、血糖値、中性脂肪やHDLコレステロールの値などですよね。
 
 さあどうなったかというと、まったく運動しない人に比べて、これらの検査の値は、どちらのグループでも改善されたのです。これは嬉しいですよ。だって、細切れの「ちょっとだけ運動」でも、健康効果が得られるということなのですから。   
 
 気が付いた時に、「ちょっとだけ歩くか」とか、「ここはエスカレーターでなく階段で」とか、「ちょいと掃除をしておくか」とか、そんな細切れの運動でも、積もり積もって週に150分を越えれば、メタボの予防になるということなんですね。
 
 さあ、細切れでいいから、気が付いたら身体を動かしましょう。え、「私はいつも動いてる」。へえ、そりゃ偉い、ナニやってんの、「いつも膝小僧が震えてる」・・・それ貧乏ゆすりでしょう。そういうの、運動って言って、良いのかなあ?

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