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2014年8月18日 (月)

強烈なライバル

最近電車に乗ると、空いた座席がないかを探すようになってしまいました。「どうもいけないな」とは思っていても、電車に乗ったとたん空いてる座席に目がいって、気が付くとそこへ向かっているんですね。
時にはライバルも現れます。すっごく疲れている時に電車に乗って「ああ座りたいな」と、どこかに空いた座席はないかしらと思って見渡したら、一つだけあるじゃないですか。「やれ嬉しや」と、こちらの扉からそのたった一つの空いた座席に向かっていると、前方の扉から、やはり同じ座席を目指してオバチャンが突進して来るんですね。
「あれ、困ったな」と思いつつも座席に近づくと、オバチャンの迫力はすごい。私の存在を認識するなり、とたんにスピードを上げて、私の目の前で荷物をポーンと座席に放り投げる。これで席を確保すると、今度は荷物を回収すると同時に、大きなお尻をスッと座席に滑り込ませました。その素早いこと。こっちは疲れてるから、それを阻止するだけのエネルギーはないんですよ。その時思ったね、「そんなに元気があれば座るなよ」って。
 
まあ、オバチャンとバトルをしてまで座席を奪おうは思わないんですけど、疲れている時くらいは座って行きたいもの。でもね、せめて電車に乗っている時くらいは立っていようと思っているんです。だってせいぜい長くても数十分ですもんね。そのくらい立っていられなくてどうすんだって、自分に言い聞かせてるんです。
 
でも立ってることって、思った以上にカロリーを消費するんですよ。たとえば、1日に3時間立って、それを週5日間続け、それをまた1年間継続すると、どのくらいのカロリー消費になると思いますか。なんと、なんと、1年間を全部合わせると、フルマラソンを10回走るくらいのカロリーを消費するんだそうです。どう頑張ったって、1年間に10回もフルマラソンは走れないでしょう。私なんか1回だって、いや、走ったら多分30分で音を上げるでしょうね。
 
これはちゃんとした研究結果でして、英国のチェスター大学の運動科学の教授であるジョン・バックリー先生たちが実験を行いました。対象者はビジネスマンばかり10人と、人数は少ないのですが、1日に立ったまま3時間、1週間仕事をしてもらったんですって。そうしたら、1週間で平均750kcalを余分に消費できることが分かりました。これを1年間頑張って続けると、約3万kcal以上の消費になります。そうすると計算上ですが、体重にして3.6キロの減量ができるんだそうです。
「なんだ、たった3.6キロか」、と侮るなかれ。じつは、毎日毎日9時間座って過ごした場合に比べると、糖尿病になるリスクが12%、心臓病になるリスクにいたっては、47%も低下することが分かったんですって。
 
こうなったら、これからは1日3時間をめざして、立って仕事をしようじゃありませんか。あ、そうだ、じゃあ私、これから落語は座らないで、立ってやろう……でもなあ、1日3時間も落語やらないもんなあ。じゃあ、高座で激しく動き回りながら、え?「一人で勝手にやれ」、そんな、冷たいこと言わないで。ちょっと、付き合ってよ、ねえ、ちょっとォ~。

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