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2014年12月 1日 (月)

有り難いのは親の小言

大学のころ、文化祭の前などはクラブ活動(落語研究会でした)で夜遅くまで残ったものです。そんな時には近くの中華そば屋から出前を取ったのですが、ある日、私が「野菜炒め定食」、後輩の一人が「肉野菜炒め定食」を頼みました。さあ出前が来ると、皆で自分の料理をそれぞれが取って食べるわけですが、私、食べながらふと思ったんですね。今日の野菜炒め定食はヤケに美味しいなって。どうしてだろうと思って気が付きました。お肉の量が多いんです。「そうか、やっぱり肉が多いと美味しいんだ。でも、どうして今日はこんなに肉が多いんだろう」と思いながら食べていたら、後輩が憎らしげに叫んだんです。「なんだよ、これでも肉野菜炒めかよ。肉なんかほとんど入ってないじゃんかよ」。
 
その時ようやく気が付きました。私は後輩の肉野菜炒め定食を食べていたんです。肉が多いわけだ。野菜炒め定食にもそこそこ肉は入ってはいるんですが、そりゃ肉野菜炒め定食よりは少ないのは当然。でもね、もうかなり食べちゃった後で、今更「あ、間違えてた、交換しよう」なんて言えない。そのままダンマリを決め込んだのですが、私って、悪い先輩でした。 
 
私なんかは野菜だけの生活なんて考えられない。でも世の中にはベジタリアンと呼ばれる人達がいるんですよね。アメリカのロマリンダ大学の調査では、ベジタリアンは死亡リスクが12%低いという結果が出ていますし、オックスフォード大学の研究では、肉や魚を食べる人に比べて、ベジタリアンでは心筋梗塞などになる(心臓血管系)リスクが32%低かったそうです。
 
だからってね、じゃあベジタリアンになりたいかっていうと、私は勘弁です。焼き肉だって寿司だって、諦められないもの。でもやっぱり野菜はおおいに食べなくてはいけないですよ。「野菜を残すな」と昔からよく親に言われたものです。「野菜を食べなさい」と親に言われ、自分が親になったら同じことを子供に言うんでしょうね。でも、そんな親の小言に科学的根拠が示されました。 
 
ロンドン大学の公衆衛生・疫学部による調査(2001~2008年)ですが、英国人6万5226人を調べたところ、野菜や果物を多く食べている人は死亡率が低いことが分かりました。野菜と果物を1皿以下しか食べていない人に比べると、1~3皿食べている人では14%、3~5皿の人では29%、5~7皿の人では42%、死亡率が低下していたんだそうです。とくに野菜は死亡率の低下に貢献するそうで、この調査では、摂取する野菜の量が一皿増えると、死亡率は16%減少することになるんですって。やっぱり親の小言というのは有り難いものなんですね。
 
こうなったら毎日野菜や果物をバリバリ食べようじゃありませんか。え、「野菜も果物も毎日たくさん食べてる」、そうですか健康的ですねえ。ええ「キャロットケーキにスイートポテト、それからアップルパイに洋梨のタルト」・・・ちょっと、そういうの、あり?

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