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2015年1月21日 (水)

テレビの前にずっといると

私には中学生の娘がいて、こいつがまた勉強をしない。以前、リビングの扉を開けたとたんテレビがパッと消えて、子供が何食わぬ顔でテレビの前に座っていました。不用意なことに、リモコンが娘のそぐそばあるから笑っちゃう。「まったく、まだ宿題やってないんだろ」と小言を言いそうになると、雰囲気を察してかすぐに部屋を出て行ってしまった。一体どんな番組を見ていたのだろうとテレビをつけてみると、ジブリのアニメだった。
見せてやれば良かったかな、と思いつつも、面白いものだからそのまま見ていたら、今度は娘がガラッと入って来た。「マズい」と、べつにそんなにマズくはないんだけど、テレビの前から追い出した直後、父親が同じ番組を見てたら気まずいじゃないですか。あわててテレビを消して何食わぬ顔をしたのですが、子供よりもっと不用意なことに、私はリモコンを手に握ったままでした。当の本人、それを一瞥すると「いいよ見てても。私それ、前にも見たから」と言って、置き忘れていた携帯を持つとさっさと出て行っちゃった。どっちが子供か分かんないよね、これ。
 
NHK放送文化研究所の視聴率調査によると、日本人は1日にテレビを平均で3時間46分見ているそうです。これは平成23年のデータですが、増加傾向にあるそうで、とくに70歳以上では4時間以上見ている人が、49%から61%に増加したんですって。高齢者ほど家でテレビの前に座っている時間が長いんですね。「おせんべいでもかじって動かないと太るぞお」って、それどころじゃないんですよ。テレビばっかり見ていて運動しないと、うつになりやすいことが最近分かったんです。
 
ハーバード公衆衛生大学院のミシェル・ルーカス博士たちは、運動量とテレビを見ている時間、それらとうつとの関係を調査しました。対象は60代なかばの女性ばかり(女性の方がうつが多いんです)5万人ほどで、10年間追跡調査したんですね。その結果どうなったかというと、運動量が最も多い(90分以上/日)女性は、最も少ない(10分未満/日)女性に比べ、うつ病の発症リスクが20%も低かったそうです。
もっともね、運動はうつの予防にも治療にもなることは以前から分かってましたが、さて、これにテレビの影響が加わると、どうなるでしょうか。運動量が最も多くテレビの視聴時間が短い(0~5時間/週)女性は、運動量が最も少なくテレビの視聴時間が最も長い(21時間以上/週)女性に比べ、うつ病の発症リスクが38%も低かったんです。
 
テレビを見て運動しないで、うつうつとしてる人いませんか。どうも最近元気が出ないなあという方、もしかしたらテレビの見過ぎかもしれませんよ。え、「テレビショッピングと韓ドラさえあれば元気でいられる」・・・失礼しました。でもたまにはらく朝の番組も見てちょうだいよ、「Dr.らく朝笑いの診察室」(毎週土曜の夜9:54から、BS日テレ)。だって、たったの6分だもん。

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