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2015年8月18日 (火)

携帯電話で話すには

誰でも携帯電話を持つのが当たり前の時代、それだけに近頃では困ったことも起こります。我々落語家にとって一番困るのが、落語会の真っ最中に携帯が鳴ること。落語に入る前のトーク「枕」を喋っている間に鳴るのであれば、まだなんとかネタにしようもあるんです。でも落語本題に入ってから携帯が鳴り出したりすると、これはもうどうしようもない。携帯が鳴ったとたんに観客はみんな一斉にそっちを向いちゃう。
以前、終盤の一番いいところで客席の携帯の着メロが鳴り出した。その鳴り出したメロディーがなんと、「蛍の光」。観客はそろって帰り支度を始める始末、酷い目にあいました。
かつて立川談志が独演会の高座で、座布団の上に座ってぼやいたことがあります。「客席でね、電話が鳴るんですよ。こんど一度ね、ここで鳴らしてやろうかと思ってんだけどね」。大受けでした。
 
これほど身近な携帯電話、それだけに健康に悪いという話もチラホラ聞かれます。これからお話するのは、携帯を利用しているあなた自身の、ぞっとするようなお話です。携帯電話を使っていると、脳腫瘍のリスクが増大するという、とても恐ろしいデータが発表されたんですね。
スウェーデンのオレブロ大学病院の研究チームが16件の様々な研究を集めて比較分析したところ、10年以上携帯電話を使っている人は、携帯電話を使用していない人に比べると、聴神経腫瘍のリスクが2.4倍になるという結果を報告したのです。
聴神経腫瘍というのは良性の腫瘍ではありますが、聴力低下やめまいを起こして来る腫瘍で、治療法はほとんどが手術です。つまり頭蓋骨を割って中にある脳にメスを入れなくてはならないのですから、良性だからといって安心はできませんよね。
さらに、悪性の脳腫瘍である神経膠腫も、リスクが2倍になることが分かりました。しかも不気味なことに、いつも当てている側の方が、脳腫瘍が発生しやすいんですって。右でも左でも、いつも同じ側で携帯電話を使っていると、それだけたくさんの電磁波にさらされることになるからなのだそうです。
 
どうしても携帯で話さなくてはならない人って多いと思います。これからは携帯で話す時はイヤホンを使う方が良いのかもしれません。電磁波の影響を受けないように、本体はできるだけ身体から離すのが肝心。携帯を長い棒の先にくっ付けて、この棒を担いで、長い長いイヤホンを耳に付けて、歩きながら話す・・・ちょっと異様な姿ですよね。道行く人がそれを見て「ナニやってんの」「うん、今、お離し中」・・・シャレにもなんないか。

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